被災地市民交流会で突然の提案
1995年9月21日、台湾の中部で地震が発生し、広い範囲に大きな被害が広がりました。神戸からも震災後様々な形で支援に駆けつけましたが、その後も被災地の市民交流活動を続けてきました。2005年1月阪神・淡路大震災10周年に際し、台湾の復興まちづくり関係者を招いて記念交流活動を開催しました。ぺーパードームで歓迎会を行ったとき、挨拶に立った台湾代表の廖嘉展さん(新故郷文教基金会董事長)が、突然PDを台湾へ移設して再生したいという構想を提案したのです。
日本・台湾の協働プロジェクト
最初は半信半疑でしたが、次第に台湾と日本の協働プロジェクトとして進めることが決まりました。それぞれ実行委員会を作り、教会の信者さんたち、たかとりコミュニティセンター、それから野田北部まちづくりのネットワークなどを通し、全国の大勢の方々から浄財をいただき、無事ペーパードームを解体して神戸港から台湾台中港へ向け、送りだすことができました。
3年ぶりに台湾で再会
台湾へ到着してからいろいろな隘路に突き当たり予定は遅れましたが。その間、私たちも「立柱式」など、度々台湾へ赴きました。突然の申し出から3年半、台湾の関係者による粘り強い努力によって、921大地震の被災地「桃米村」にペーパードームは見事再生しました。完成式に神戸から30名が出席し、美しい田園の中新たな面持ちで建つ「ペーパードーム」に3年ぶりに再会しました。
【ペーパードーム台湾再生年表】 |
1995.1.17 阪神大震災で鷹取教会焼失
1995.9.17 ペーパードーム(PD)完成
2000.8 NPOたかとりコミュニティセンター(TCC)
2005.1.17 阪神大震災10周年
2005.4.16 台湾・日本の実行委員会同時成立
2005.5.28〜29 たかとり10年感謝祭・最後のミサ
2005.6.6 PD解体工事開始
2005.6.23 台中港へ向け出港
2005.6.28 PD建材台中港へ到着
2006.11.19 鷹取PD台湾再生起工式典
2007.5.26 新たかとり教会及びTCC落成
2007.11.16 PD主体工事始まる
2008.1.25 「PD千人立柱」活動
2008.9.20 紙教堂PD新故郷見学園区祝福式
2008.9.21 新故郷見学園区正式オープン
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