松島町長感謝の旅
2013年2月6 日 新故郷文教基金会HP


 台湾の日月潭、日本の松島の二つの景勝地が、震災を契機に国境を越えた交流を実現した。
 2011年日本で発生した311地震の後,かつて921震災で同じく被災した日月潭の遊覧船業者は、特別深い思いを抱いた。藍天船隊の黄禹諺さんなどが発起人になって、埔里紙教堂で1000枚の特別チャリティ船券を販売して、松島町の復興を支援するため日本に届けたのだ。
 7月23日、新故郷基金会董事長廖嘉展は日本の宮城県松島町に赴き、売り上げた100万日本円を著名な松島福浦橋の再建経費として手渡した。2013年2月5日、大橋健男松島町長、佐藤久一郎観光協会会長など一行5人は,感謝を伝えるため台湾を訪れたのである。
 藍天船隊、日月潭國際遊艇有限公司、新故?基金會にそれぞれ感謝状を贈呈された。その感謝状は、311地震後沿海地区に津波が襲い,多くの水田が稲を植えられなくなり、替りに植えた綿を使った手作りの紙である。
 日本の松島は、260の島で形づくられた美しい風景を持つ日本三景の一つである。毎年約600万人訪れた観光客も311地震後は激減した。しかし、自然の島に守られて、松島の被害は他の地区に比べ比較的軽微で済んだ。「台湾の皆さん有難う,松島へも遊びに来てください。」大橋町長は熱を込めて語りました。
 その後,黄禹諺船長の運転で湖上を遊覧した大橋町長一行は,日月潭の美を鑑賞し,二つの水景勝地の互いの友誼をこれからも末長く続けたいとの思いを強くした。


大橋健男(左から二)町長から日月潭遊覧船業者に感謝状を渡す。

 

 


      新故郷文教基金会HP原文